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世の中、科学で説明のできない物事に触れると見境もなくクラッとしてしまい、判断を誤ってしまう人がいます。 極端な例では「オウム真理教」がありますが、「神秘体験」なるものに触れて自分がことさら偉くなったような錯覚を起こし、ついにはサリンのような兵器まで作り出してしまいました。まあそこまで行かなくても「超常現象マニア」というか、それにのめり込んでしまう人は世間に数多くいるようです。 ところで、ちょっと待ってください。「科学で説明のできない・・・」と話をもっていく前に、そもそも判断の基準となっている科学ってなんでしょう。 科学は日進月歩で進化し、日々その姿を変えています。例えば一昔前、人々は「太陽は地球の周りを回っている。地球は断じて動いていない」と科学的根拠を伴ってこれを信じていました。でも、現在はそれが間違いであったと判断されています。 つまり時代によって科学そのものが変化し、世間の常識もそれに合わせて変化しつづけているワケです。もっと身近なところでいうと、平安時代の「安倍清明」をタイムマシンで現代に連れてきたとしましょう。 陰陽道の達人である彼でさえも「牛もいないのにひとりでに進む牛車」に仰天し、「手のひらサイズの小箱に向かって『モシモシ』などと遠く離れた人と会話ができる」という超常現象にきっと目を見張ることでしょう。ですがその一方で、現代に住む私たちは自動車や携帯電話になんら不思議を感じることはありません。 超常現象といっても、つまりはその程度のものです。今は科学で説明がつかなくても、やがては一つずつ解き明かされていくものです。ですから、超常現象を行ったからと言って急に人が偉大になるワケは決してありません。興味を持たれることは非常に結構ですが、さりとて足をとられて妙な錯覚をされることがないように注意させていただきたく思います。 |
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