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檎・苺OK、屍・呪も!…人名用漢字に578字追加案というニュースが流れました。TVや新聞でご存知の方も多いと思います。 法制審議会(法相の諮問機関)人名用漢字部会というのがあるそうですが、一体何を考えているのでしょうか? 確かに「桔梗(ききょう)」「撫子(なでしこ)」「林檎(りんご)」などの名前が新しく認められるようになったのは良いことだと思います。ですが・・・ 「糞」「屍」「呪」「癌」「痔」「淫」・・・こういう漢字を用いた名前をつけられてしまった子供は、一体どのような人生を歩むのでしょうか。一時しのぎとしては、改名して別の名前を名乗ることはできるかもしれません。ですが例えば好きな相手との結婚を考えた時など、戸籍に刻まれた自分の名を明かさねばならない立場になったときの苦痛はどれ程でしょうか。 人名用漢字部会の鎌田薫会長がニュースで発言していました。 「どれがふさわしいか、どれがふさわしくないかは決められない。 確かにこういった漢字を使おうと思う親は少ないでしょう。 ですが、実はこういう字が使われかねない状況が現実にはあるのです。 ドメスティックバイオレンス(=配偶者からの暴力)が盛んに問題になっていることはご存知のことと思います。つまり、名づける側の親の環境が必ずしも円満でない場合があるということです。旦那が奥さんの髪の毛を掴んで引きずり回し、殴り、蹴り、階段から突き飛ばし、痣を作らせたり骨折させたり・・・。中には聞くに堪えない残酷無残な話もあります。 そんな中、外出先から帰ってきた旦那が奥さんに向かって
「市役所行って来たぞ!! というふうに、赤ん坊の名前が奥さんへの暴力や嫌がらせの凶器として使われてしまうことはあってはならないのです。親同士の争いで当事者間の自己責任という言葉ですむうちはまだしも、何の抵抗もできない赤ん坊にこのような危険が及ぶ可能性は絶対に認めてはいけません。 TVニュースでは平穏な家庭を持つお母さんに新しく認められる漢字についてインタビューをしていましたが、同様の質問を夫の悲惨な暴力で日々泣き暮らしている女性に行い、この可能性を示したなら間違いなく恐怖のあまり真っ青になることでしょう。 また、ドメスティックバイオレンス以外でも、昨今、赤ん坊を虐待死させる痛ましい事件が頻発していることでもあります。問題がどこにあれ、道理が通用しない人というのは残念なことに現実社会には存在するのです。これでは無防備な赤ん坊があまりに可哀相すぎます。 表現の自由という言葉はあります。ですが、自由といっても手放しの自由は必ずしも認めるべきではありません。 私たちは日常生活を自由に生きることは確かにできますが、それでも「拳銃」や「麻薬」などの所持や使用は禁じられています。これらは警察官や病院の医師など、ごく限られた人に限られた条件の下でのみ認められるもので、そういう取り決めは世の中に不可欠なものです。 名前に使用される漢字にしても、一部の漢字については認めない、あるいは特別な審査の上でないと許可されないという仕組みは必要でしょう。 今はまだ追加案という事ですが、この案がそのまま通過しないことを強く願います。 少々考えすぎかもしれませんが、是非、皆さんの頭のすみに入れておいていただきたいです。 その後の経過: 法務省は法制審議会人名用漢字部会がまとめた見直し案に対して国民の意見を募った結果、一部の漢字を追加案から削除する方針になったそうです。まだ削除がどの程度のものかは明確になっていないですが、見守っていきたいです。 |
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