|
スポーツで瞬発力を上げる方法をゴルフに用いて下さった方から数回に分けてレポートを頂きました。意外な効用がある事も解ったので紹介させて頂きます。
まずは一度だけ試した後のレポートからの抜粋です。
結論ですが、距離は特段伸びませんでした。
これといって感じることもありませんでした。
しかし!!!
ものすごいことが起きましたよ。
身体が覚醒したと言うのでしょうか。
クラブはこういう風に振るものだという強烈なメッセージが自
分の内側から来るのです。
自分の身体から指導を受ける日々が、それ以来続いています。
ゴルフ歴20年ですが、こんなことはありません。
おそらく、この調子で研鑚に励むと、気合で距離も伸ばすこと
が可能になるかもしれません。
仮に伸びなくても(ゴルフには奥義が向いていなくて)充分に元は取れそうな気配です。
体の動かし方についてハッキリしたイメージが沸きあがるというのは
恐らくその通りだと思います。
瞬発力を上げる方法はしっかりとした理屈に沿って体の動きを連動させるので
あって、その結果として「瞬発力が上がる」と表現しているにすぎません。
ですから方法を用いる際に不自然で無駄な動きがあれば大きな違和感となって感知されるのも当然で、
この自分の体や筋肉に生じる違和感を的確に捉えて「フォーム改善に役立てる」というのは当方では予想もしなかった素晴らしい活用方法・アイデアだと思います。
それから「飛距離が伸びない」という点が気になったので、当方からの指示が不十分だったのだろうと推測してこちらからいくつか追加でアドバイスを送らせていただきました。
その後に頂いた報告からの抜粋です。
現段階での結論は・・・
飛距離が10y伸びるということはありません。(私の場合)
ただし!
重いインパクトというプロっぽい表現がぴったりのインパクト
が実現できます。
打ち放たれたボールは、飛距離は同じでも全く質の異なるボー
ルになります。いわゆる重くて強いボールです。
風を切り裂いて飛ぶボールです。低いボールでもないのに。
おそらく、ここ一番のショットでは、ものすごく重要でしょう。
その他考えられるのは、深いラフでも腕力に頼らずに正確に打
てる。ライの悪い(目玉とか)バンカーショットなど。
本来、力と技がなければ打てない状況、打てないボールを可能
にする、それがゴルフにおける効果と考えます。
ラウンド数が不足してるので、春まで統計を取らないと証明は
できませんが、そのように体験・実感しております。
この「重くて強いボール」という表現についてより詳しい内容を
伺いたくて折り返しこちらから質問させて頂いたのですが、
以下のような回答を頂きました。。
> 「重くて強い」というのはどのような感じのボールでしょう
か?
> 横風に煽られてもまっすぐ飛ぶという事でしょうか????
まず横風なら影響が最小である=煽られはしない
一番のポイントは・・・
飛距離とも関係しますが、逆風です。
風の強さによっては番手(クラブの大きさ)が、同じ距離で3
つ違うことだってあります。これが小さくて済む。
通常、風の影響を避けようと思うと、全英オープンが良い例で
すが、低い球を打つのです。
しかし、裂帛の気合ボールは、通常の弾道で、書いた通りに風
を切り裂きます。風に負けないのです。
これが「強くて重い」ボールです。
飛距離の例に戻れば、アゲンスト(逆風)ならば30yぐらい
違うかもしれません。そういう意味では悪条件ほど飛距離は伸
びると言っても誇大広告にはならないと保証します。
この回答から物理的に何が起こっているのかを想像するのには少し時間がかかりました。
ゴルフボールが飛ぶときに関連するエネルギーといえば、
- 移動速度によるもの(運動エネルギー)
- 高さによるもの(位置エネルギー)
- スピンによるもの(回転エネルギー)
くらいしか思い浮かばず、「強くて重い」ボールのしくみがなかなか掴めなかったからです。
今のところ一つの仮説でしかないのですが、ゴルフボールはインパクトの瞬間には「ひしゃげ」ているはずです。この「ひしゃげ」が何らかの理由で通常より大きくなっているのではないでしょうか?
一度ひしゃげたボールはインパクト後には、ビョョョョーンと振動を生じることになります。
(お寺の鐘をつくと鐘が振動でゴォォォォーンと長い時間をかけて音を出す様子を思い出してください。)
なので、ゴルフボールも振動を繰り返しながら飛んでいて、この振動エネルギーが風の影響に対して緩衝材的な役割を果たしているのでは・・・と現在のところ推察している次第です。
もしこの推察が正しいのであれば、
- 堅いボールの場合 → インパクト時にあまりひしゃげずに飛距離が伸びる
- 柔らかいボールの場合 → インパクト時に大きくひしゃげて直進性が増す
という傾向があっても不思議ではないと思います。通常、ゴルフボールはクラブヘッドと比較すると柔らかくできているので、そのために飛距離よりもむしろ直進性を増す方向で作用が働いているのかもしれません。
この現象について何かご意見をお持ちの方、ご一報くださると嬉しいです。
|