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神社の中で最も面白いのがこの灯籠です。 石灯籠の火が灯る部分の立方体がズバリそのものです。この立方体、灯明の明かりを置かなければならないとか、加工上の手間を省く意味もあって上下の面に穴が開いていませんが、本来は前後・左右だけでなく、上下にも穴があるべきものです。
更にいうと、中央の灯明が位置する場所にも小さな立方体が本来あるべきなのですが、この場所を石で塞いでしまうと灯明自体が置けなくなるのでやむを得ず中央はくりぬかれた形になっているようです。 また、灯篭の側面の窓に全体に縦横2本ずつの桟がこの形でデザインされている事もあります。その他、側面に×印が描かれたものもあります。つまり立方体のところに
が組み込まれているもので、伊勢神宮などで見られます。
また、通常、灯篭の立方体の四隅は屋根を支える細い柱がありますが、この柱の太さを「無限に細い」理想型と考えると、灯明の光は前後・左右に光のピラミッドを成して放射されます。上下方向にはその影となるので闇のピラミッドが生じます。
これにより、横からみると、次のような形があらわれます。各灯篭を基点にして点線にそって上図のピラミッドを無数に想像しましょう。 (ちなみに両端は鳥居です)
正面から見るとこんな感じになります。
さらに上から見ると次図のようになります。マス目の位置に灯篭を置くことで神社境内を一杯に利用して立方体を多数形成することができます。(直線状の道があれば道幅と灯篭の間隔の関係を比較的簡単に構築できます)
なお、上図で楕円で示した3個の灯篭を矢印の方向から見ると下図のようになります。石灯籠が多数セッティングされてある神社や参道を動き回るのは、実はこの菱形模様の中を動き回ることになるわけです。
このように境内の敷地内や参道に灯篭を幾何学的に配置すれば面白い効果が得られることになります。 余談: 一般的に神社では「参道の中央は神様の通る道だから歩かないように」とされているようです。 ですが本来、人(ヒト)は霊止(ヒト)なので誰しも裡に神を宿します。だから、「神様が通る道」とか「人が通る道」と区別するのは理屈の上からも正しくありません。 とはいうものの、現実の参道では相互に行き交う人がいるので真ん中を歩き続けるのは実際に不可能です。真ん中を歩くのは周囲に誰もいないときのみにしましょう。 周囲の人の障害となって強引に中央を歩きつづけるのは、フラクタルの原理からいっても自分の日常生活に沢山のトラブルを呼び込むことになるので要注意です。 |
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